ウィークリーレポート/2025年10月 vol.01

今週の業界トピック

石川県珠洲市で自治体向けオートコール導入、AIで避難者数を自動集計
オートコールの新しい活用方法をご紹介します。
NTT東日本グループのNTTDXパートナーが、2025年10月5日(日)に実施される石川県珠洲市の防災訓練において、生成AI(人工知能)技術と電話を組み合わせた同社の一斉配信システムを使用すると発表しました。
クラウドとAIを組み合わせ、固定電話や携帯電話に一斉に自動音声を配信。住民からの応答を自動的に集計する仕組みをこの訓練の中で実証するそうです。
(2023年11月5日より、岩手県陸前高田市において全国初導入されています)
これにより、災害時の避難所報告や住民状況の把握を迅速に行えるようになり、従来のメールやSNS配信よりも確実な到達が期待されています。
今週の注目ポイント
今回の事例は、オートコールが営業やアンケート用途にとどまらず、公共分野でも重要な役割を果たし始めていることを示しています。
背景には、記憶に新しい2024年1月の能登半島地震がありますが、珠洲市では最大震度6強を記録し、道路の寸断や住宅被害など甚大な被害が発生しました。また同年9月には奥能登豪雨も発生し、防災・減災の体制強化が喫緊の課題となっています。
こうした課題は災害の多い日本においては全国共通だと思いますが、災害時は固定電話の利用率が依然として高く、自治体にとって「確実に伝わる手段」として自動音声配信が注目されています。
Dragon Call 活用のヒント
公共利用の広がりは、企業の営業活動においても参考になります。
弊社が提供する 「Dragon Call」 は、
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といった特長を備え、効率的な一斉架電と結果分析を可能にします。
固定電話を含めた幅広い番号リストを対象に、確実な情報伝達やアンケート収集を行うことができます。
まとめ
自治体での活用事例は、オートコールが「大量発信の営業ツール」だけでなく「社会インフラを支える仕組み」にも活用できる可能性を秘めていることを示しています。